2005年03月09日(水) 12時57分
牛血統偽装判決で弁論再開 次回公判で求刑(共同通信)
牛の品種や血統の情報を管理する個体識別番号を記載した「耳標」を別の牛に付け替えて販売したとして、詐欺や牛肉トレーサビリティー法違反などの罪に問われ、懲役3年、罰金50万円を求刑された北海道小清水町の元町議で元家畜業林忍被告(67)の判決公判で、釧路地裁北見支部(伊東顕裁判官)は9日、検察側が弁論再開を申し立てたために判決言い渡しを延期した。
検察側は「もう少し立証したいことがある」として次回公判であらためて求刑する方針。
牛肉トレーサビリティー法は牛海綿状脳症(BSE)の発生や相次ぐ食肉偽装事件を受けて流通の透明性を高めるために2003年に施行。正当な理由なく耳標を取り外すことを禁じており、林被告が全国で初めて同法違反罪で起訴された。
(共同通信) - 3月9日12時57分更新
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