2005年03月09日(水) 16時56分
横領・詐欺:1440万円詐取・着服が判明 容疑で元不動産仲介業者を逮捕 /兵庫(毎日新聞)
◇「不起訴不当」検察審議決受け再捜査中−−地検
神戸地検刑事部は8日、借地権の売買に絡んで顧客から金をだまし取ったなどとして、神戸市中央区脇浜海岸通、会社員、古賀治容疑者(45)を業務上横領と詐欺容疑で逮捕した。別の業務上横領容疑事件で、検察審査会の不起訴不当の議決を受け再捜査中に今回の容疑が判明した。
調べでは、古賀容疑者は不動産取引の仲介業を営んでいた00年7月〜02年3月、神戸市内の女性(69)から売却を依頼された同市須磨区の土地借地権の代金200万円を着服したほか、「売買がややこしいことになっているので弁護士に頼む。保証金として1000万円が必要」などとウソをついて2回にわたって女性から現金計1240万円をだまし取った疑い。
古賀容疑者は02年12月、別の土地の売却代金を着服したとして業務上横領容疑で逮捕されたが、地検は同月、「単なる債務不履行」として嫌疑不十分で不起訴処分にした。神戸検察審査会は昨年11月、不起訴不当を議決、地検が再捜査している。【隅俊之】
〔神戸版〕
3月9日朝刊
(毎日新聞) - 3月9日16時56分更新
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