融資詐欺　２人を再逮捕被害額、６０００万円にも（中日新聞）

2005年03月08日(火) 00時00分

　融資話を持ちかけ、保証金名目で客から現金をだまし取る詐欺事件で、県警と北海道警の合同捜査本部は七日、詐欺容疑で東京都大田区萩中三、無職小山英吾（２６）と同区大森中三、同中川和也（２６）の両被告＝いずれも詐欺罪で起訴＝を再逮捕した。

　小山容疑者は四回目、中川容疑者は三回目の逮捕で、二人は「多重債務者の名簿を見て、電話やダイレクトメールを送った」などと供述。捜査本部は全国で約三百三十人に総額約六千万円の被害があるとみて、さらに追及する。

　調べによると、二人は共謀し昨年七月下旬、北海道旭川市のスーパー店員（２６）に電話で融資をもちかけ、「返済能力を確かめるために現金を振り込んでください」などと指示。同年九月下旬までに十四回にわたり、同市内の現金自動預払機（ＡＴＭ）などから、計約六十五万円を振り込ませた疑い。容疑を認めている。

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