2005年03月08日(火) 12時42分
中古車の走行距離計を操作、販売 京都府警、容疑で業者2人逮捕(京都新聞)
中古車をインターネットのオークションサイトで販売する際、走行距離計の数字を巻き戻して客をだましたとして、京都府警生活経済課と田辺署などは8日、不正競争防止法違反(誤認惹起表示)と詐欺の疑いで、京都府井手町井手、自営業佐藤貴顕容疑者(42)、京都市伏見区淀樋爪町、派遣業村岡崇昭容疑者(34)を逮捕し、車の入手先の八幡市八幡の中古車販売業者らを捜索した。
調べによると、佐藤容疑者らは昨年6月下旬から7月上旬にかけ、走行距離約11万キロの中古車のデジタル式走行距離計の数字を巻き戻し、約4万キロと実際より少なく表示。インターネットのオークションサイトに「走行距離は4万キロです。格安での販売」と虚偽表示をして出品し、落札した会社員男性(45)から約110万円をだましとった疑い。
府警によると、佐藤容疑者は最初25万円から始まったこの車の入札に参加してわざと競り合い、値段をつり上げていたという。同容疑者は一部否認している。
府警は佐藤容疑者がこれまでにネットで車300台を出品していることから、他にも余罪があるとみて追及するほか、だれが走行メーターを巻き戻したかや巻き戻した方法などの解明を急ぐ。
(京都新聞) - 3月8日12時42分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050308-00000017-kyt-l26