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2005年03月08日(火) 17時09分

JAL貨物機に誤部品装着、指摘後も1か月放置読売新聞

 日本航空が運航する大型貨物機について、整備ミスで誤った部品を装着し、製造元の米ボーイング社から強度不足を指摘されたのに、1か月間にわたって改修を怠っていたことが、8日わかった。

 日航はミス発覚後も、そのまま運航を続け、国土交通省への報告も怠っていた。日航では、別の大型旅客機などで規定外の部品を装着する整備ミスも発覚し、国交省は「対応が不適切」として、同社を厳重注意処分とした。

 整備ミスがあったのは、大型貨物機の747—200F型機。日航整備部門が1996年に主翼下の主脚を定期交換した際、1本の主脚で、貨物機用と比べ強度が不足する旅客機用部品を誤って装着していた。この部品は、地上走行時に横方向からの衝撃を緩和する装置。

 整備ミスは昨年12月、整備記録を点検した際に発覚。ボ社に対策を問い合わせたところ、強度不足の指摘を受け、「そのままの状態で使用しないように」と文書で注意を受けていた。

 しかし、日航は「荷物の積み方に注意すれば問題ない」として今年1月まで改修せずに運航を続け、国交省にも報告していなかった。

 日航では、国交省の指摘で、他のミスも調べたところ、別の747型機の旅客、貨物機4機で、主脚の留め具部品などがボ社指定部品とは異なる部品だったり、指示書通りに装着していないなどのミスが見つかった。

 国交省は先月末、日航幹部を呼び、「安全上、問題だった」と厳重注意を言い渡し、再発防止策の提出などを求めた。

 日本航空の話「部品交換に時間を要したり、正規部品を取り付けなかったことはあってはならないこと。再発防止に努めたい」
(読売新聞) - 3月8日17時9分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050308-00000004-yom-soci