2005年03月05日(土) 10時54分
健康食品から未承認医薬品成分を検出、自主回収へ(読売新聞)
老化防止などに効果があるとされる補酵素「コエンザイムQ10」を含む健康食品として、健康食品製造販売会社「ニッショク」(本社・大津市)が販売した「CoQ10」から、医薬品承認が取り消された医薬品成分「イデベノン」が検出され、滋賀県は4日、同社を立ち入り検査し、製造、販売の停止と自主回収を指示した。
国立医薬品食品衛生研究所の分析によると、「1錠中30ミリ・グラム」と記載されたコエンザイムQ10はほとんど含まれず、構造が類似しているイデベノンが1錠あたり24ミリ・グラム検出された。製品は330キロ・グラム製造され、2万箱(1箱60錠入り)が関東や北海道を中心に販売された。
イデベノンは1998年に医薬品の承認が取り消された。肝機能障害などの副作用があるとされる。
コエンザイムQ10は、疲労回復や老化防止を抑えるという効果がテレビで紹介され、品薄になっている。
(読売新聞) - 3月5日10時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050305-00000102-yom-soci