2005年03月04日(金) 20時06分
振り込め被害、１月は２割減…それでも２５億円（読売新聞）
今年１月に全国の警察に届け出があった「振り込め詐欺」（おれおれ詐欺など）の被害は約２５億５６００万円で、昨年１２月より２０・５％（約６億６０００万円）減少したことが、警察庁のまとめでわかった。
実際に金をだまし取られた既遂率も、１年ぶりに７０％を下回り、同庁は「被害者側の防犯意識が向上してきた」と分析している。
１月の被害の内訳は、おれおれ詐欺が約１５億２３００万円で前の月より１７・７％減少したほか、融資保証金詐欺が５・１％減の約６億３０００万円、架空請求詐欺は４２・７％減の約４億２００万円だった。
振り込め詐欺の電話を受けたとする被害の届け出は２８４６件で、昨年１２月より２３９件増加したものの、既遂は６９％（１９６３件）にとどまった。振り込め詐欺全体の既遂率は、統計を取り始めた昨年１月は６８・８％だったが、翌月からは７０—８０％台を推移し、昨年１２月は過去最高の８８・２％に上っていた。
（読売新聞） - 3月4日20時6分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050304-00000012-yom-soci