2005年03月04日(金) 00時00分

ネットオークション詐欺　救済ＮＰＯ法人設立へ パソコン講師四日市・中島さん （東京新聞）

　インターネットオークション詐欺の被害者救済のため、四日市市羽津町、パソコン講師中島慎一さん（３１）がＮＰＯ法人「インターネット被害者連絡会　ターゲスト」を設立する。近く、県に法人化を申請し、六月には認証される見通し。

　県警によると、県内のオークション詐欺の被害は昨年一年間で二百十七件、約千八百万円に上る。中島さんは自らが被害に遭ったことを受け、三年前から活動を展開。現在はヤフーオークション詐欺対策サイトの代表として、被害者に対処法を指導している。五十通のメールを受け付ける日もあるという。

　当面はＩＴ関連の会社員や行政書士、税理士ら全国の十五人で活動する。中島さんは「組織化で被害者同士の情報を共有し、警察に素早く情報を提供したい。少額だからと泣き寝入りせず、相談してほしい」と話している。

　詐欺対策サイトのホームページは、http://www.pureweb.jp/~targest/で、被害相談は電子メール=Mailto:Targest@Hyper.Cx=へ。　（沢田　敦）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20050304/lcl_____mie_____002.shtml