2005年03月03日(木) 17時05分
シンポ:多重債務者救済を考える 「全国会議」が開催−−5日・北区で /大阪(毎日新聞)
消費者金融などで高利の借金を抱えた多重債務者の救済を目指す「行政の多重債務者対策を充実させる全国会議」(京都府宇治市、大橋悦子代表幹事)は5日午後1〜5時、北区錦町2の天満研修センターで、多重債務者の現状と対策を考えるシンポジウムを開く。
同会議は、多重債務者問題を解決するには、自己破産などの事後的対策だけでは不十分と考える弁護士や司法書士、消費生活相談員らが03年10月に設立。(1)多重債務者の相談窓口充実(2)生活保護制度や生活福祉資金貸付制度の改善(3)違法金融業者への取り締まり強化——などを関係行政機関に働きかけるなどの活動に取り組んでいる。
シンポでは、府の貸金業相談の実情、多重債務被害を予防する教育、福祉事務所の多重債務者への対応などについて関係する職員が講演するほか、多重債務者の占める割合が高いホームレスの問題についても考える。参加費500円。問い合わせは電話0774・38・2428【高橋慶浩】
3月3日朝刊
(毎日新聞) - 3月3日17時5分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000165-mailo-l27