2005年03月03日(木) 16時40分
携帯電話:「登録料」請求急増、サイト利用にご注意−−消費生活支援センター /石川(毎日新聞)
◇支払い147件、総額で2550万円
◇「すぐ最寄りの窓口へ」−−苦情相談、昨年4〜11月で2467件
石川県消費生活支援センターは、県内の昨年4月から11月までの携帯電話の情報サイト利用をめぐる苦情相談の状況をまとめた。相談件数は2467件(架空請求は除く)で、このうち業者の請求に応じて登録料金などを支払ってしまったケースは147件あった。
相談は「無料だと思ってアクセスしたら有料だった」、「アクセスしただけで登録料を請求された」、「ボタンを間違えて押してしまったら入会料を請求された」といった内容が多かった。00年度はわずか4件だったが、01年度は288件に増加。02年度は427件、03年度は823件と、急増している。
昨年4〜11月、請求に応じて登録料金などを支払った147件の支払総額は約2550万円。1件あたりの最高額は300万円で、平均支払額は17万4000円だった。
同センターは「事前に料金説明がなかったり、アクセス後すぐに『登録』にしてしまうなど、強引な手口が多い。そのような場合は安易に支払いをせず、すぐに最寄りの相談窓口へ相談してほしい」と話している。相談窓口は同センター(電話076・267・6157)など。【山中尚登】
3月3日朝刊
(毎日新聞) - 3月3日16時40分更新
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