2005年03月03日(木) 20時26分
「会長命令」で株売却指示 堤容疑者(共同通信)
西武鉄道株事件で前コクド会長堤義明容疑者(70)=証券取引法違反容疑で逮捕=が昨年8月下旬、西武鉄道の小柳皓正前社長(自殺)に対し、「会長命令」として、個人名義を偽装したコクド保有の鉄道株の実態公表前に、金融機関と売却交渉を進めるよう強く迫っていたことが3日、関係者の話で分かった。
当時、公表は西武鉄道が積極的に準備を進めており、公表に後ろ向きなコクド側と対立。小柳前社長は堤容疑者の命令を拒否していた。
東京地検特捜部は、上場廃止基準に抵触する株保有状況を解消するとともに、実態公表で株価が暴落し多額の含み損を抱えることを避けるため、堤容疑者が信用がある西武鉄道を利用しようとして大量に株を売却する狙いだったとみて調べている。
(共同通信) - 3月3日20時26分更新
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