2005年03月02日(水) 20時37分
シマンテック、spamとスパイウェアに関する調査結果発表。脅威は増すも意識はまだ低く(RBB TODAY)
シマンテックは、1月に1,100名のインターネットユーザーを対象に実施した「スパムメール」と「スパイウェア」に関する実態調査の結果を発表した。
2004年に行った迷惑メールに関する調査に続くものとして、調査機関であるインフォプラントにより実施された。全国の15歳以上の人のうち、インターネット歴3年以上の人を世代ごとに男女100人ずつ(15〜19歳層のみ50人ずつ)、計1,100人を対象としている。
これによると、スパムメールについて6割超の人が、おぼろげにでも認識はしているという。その回答ののち、スパムメールの定義を説明した上で受信件数を尋ねたところ、回答者の96.4%が有料または無料のメールアドレスのいずれかでスパムメールを受信していた。また、スパムメールが増えていると感じている回答者は全体の65.9%で、前回の50.9%と比較して大幅に増えた。
しかしそのスパムメールに対して「メールに書かれたURLにアクセスし拒否の旨を伝える」が13.8%、「メール内にある宛先に、拒否する旨を書いたメールを送る」11.7%と、適切でない対応を取ってしまうユーザーは依然として存在する。なお、比較対象として調査したネット歴1年未満の男女100人の中では、実に3割が「メールに書かれたURLにアクセスし拒否」をしてしまっていたという。
他方、スパイウェアについては、ネット歴3年以上の層でも「どんなものであるかを知っている」が28.6%と低く、「何となく怖いものだと感じている」の17.7%を加えても半分以下と、認知度はまだ低い。しかしスパイウェアが「実際に入っていた」回答者が19.4%と、昨年4月の11.8%から大幅に増加している。
こうした調査結果を踏まえ、シマンテックでは同社の提唱する「スパムメール対策 10のヒント」「スパイウェア対策の7つのヒント」を広め、同社の「Norton Internet Security 2005」などのセキュリティソフトウェアの使用を推奨している。
(RBB TODAY) - 3月2日20時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000019-rbb-sci