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作詞・作曲者を偽ったプロ野球・阪神タイガースの応援歌CDを制作、販売したとして、兵庫県警は2日、同球団の私設応援団「中虎(ちゅうとら)連合会」会長で元山口組系暴力団組員、大谷登志雄容疑者(43)=大阪市平野区長吉六反5丁目=と、CD販売元の「コロムビアミュージックエンタテインメント」(東京都港区)のチーフプロデューサー森淑(きよし)容疑者(58)=千葉県柏市柏=を著作権法違反(著作者名詐称)容疑で逮捕した。2人は「犯罪行為とは知らなかった」などと、犯意を否認しているという。
調べでは、2人は共謀して、応援歌「ヒッティングマーチ1番」「同2番」を同連合会が作詞・作曲したと偽り、02年3月以降、この2曲を収録したCD「阪神タイガース選手別応援歌」を制作して計約12万3000枚を販売した疑い。県警は、両容疑者の自宅や同社の本社など5カ所を捜索し、CDなどを押収した。大谷容疑者は「会長を辞めた」と供述しているが、県警は2日、現職の会長と認定した
昨秋、応援歌を使おうとした別の音楽会社から照会を受けた古参の阪神ファンが作詞・作曲者を調べたところ、約10曲について個人名義から同連合会に変更されていることがわかったという。
CDは92年から売り出され、発売枚数は毎年約3万枚。阪神がリーグ優勝した03年は約10万枚にのぼった。中虎連合会はこの約3年間に、ほかの応援歌も含めて約2000万円の著作権料を得ていたといい、県警は、一部が暴力団に流れた可能性もあるとみて、金の流れを調べている。(03/02 21:25)
http://www.asahi.com/national/update/0302/TKY200503010354.html