2005年03月02日(水) 21時44分
ネット犯罪被害者救済へ、初のNPO法人設立申請(読売新聞)
インターネットオークションを悪用した詐欺事件の被害者救済と警察への通報を目的に、三重県四日市市のパソコン講師らが2日、同県へNPO(非営利組織)法人設立の申請をした。
申請したのはパソコン講師中島慎一さん(30)で、法人名は「インターネット被害者連絡会ターゲスト」。全国の行政書士、税理士、会社員ら約15人が会員になっている。ネット犯罪対策を目的としたNPO法人の設立は全国で初めてだといい、7月ごろに認可を受け次第、活動を開始することにしている。
連絡会では、被害者からメールで相談を受けて対応策を助言するとともに、被害の発生をホームページで公表して注意を喚起していく。また、警察に被害状況を連絡して早期解決に役立てる。相談は無料。
中島さんは自ら詐欺にあったのをきっかけに、2002年10月から自分のサイトで相談を受け付けてきた。「相談件数が1日50件を超えて個人では対応できなくなり、全国の仲間に呼びかけてNPOを設立することにした。泣き寝入りせずに、情報を寄せて欲しい。情報の共有が被害を防ぎ、解決につながる」と話している。
中島さんのホームページは、http://www.pureweb.jp/~targest/
(読売新聞) - 3月2日21時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000214-yom-soci