2005年03月02日(水) 19時38分
<金融庁>非上場親会社に開示義務 西武虚偽記載問題受け(毎日新聞)
金融庁は2日、西武鉄道による有価証券報告書の虚偽記載問題を受け、子会社が上場企業で親会社が非上場企業の場合に、親会社の財務状況などの開示を義務付ける証券取引法改正案を自民党財務金融部会・金融調査会合同会議に提示し、了承された。3日の金融審議会(首相の諮問機関)の審議を経て、今通常国会に提出する。
改正案では、子会社の有価証券報告書に親会社の大株主の状況▽役員の状況▽貸借対照表、損益計算書——などの情報を記載するよう義務付ける。親会社の定義は「子会社の議決権の過半数を持つ会社」で、親会社自身に開示義務を負わせることにした。
西武鉄道株をめぐっては、親会社のコクドが子会社の西武鉄道株を大量に保有していたが、コクドは非上場企業のため、株主状況や保有比率は長期間明らかにされなかった。【三沢耕平】
(毎日新聞) - 3月2日19時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000072-mai-bus_all