2005年03月02日(水) 13時04分
「在日中国人裏社会のドン」逮捕、覚せい剤使用容疑(読売新聞)
警視庁組織犯罪対策2課は2日、大偉こと無職佐藤威夫容疑者(38)(東京都墨田区文花1)ら日本人2人、中国人3人の計5人を、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で再逮捕した。
佐藤容疑者は中国残留孤児の2世で、捜査関係者によると、「在日中国人裏社会のドン」と呼ばれていたという。
調べによると、佐藤容疑者らは今年1月28日ごろから2月10日ごろまでの間、東京都葛飾区東新小岩のマンションで、覚せい剤を使用した疑い。同課が2月10日、同法違反容疑で同マンションを捜索した際、室内から覚せい剤約10グラムが見つかったため、5人を同法違反(所持)の現行犯で逮捕していた。
関係者によると、佐藤容疑者は1987年に入国後、日本国籍を取得。中国残留孤児の2世や3世らで作る暴走族グループ「怒羅権(ドラゴン)」を結成し、そのリーダーとなった。
同グループを脱退後、歌舞伎町や錦糸町など都内の繁華街を拠点とする中国人不良集団「東北グループ」のリーダー格となり、100人前後のメンバーを使って飲食店などから「みかじめ料」を集めていたという。
(読売新聞) - 3月2日13時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000105-yom-soci