2005年02月28日(月) 20時09分
ヤミ年金は返還を 大阪市改革委員が表明(共同通信)
大阪市の職員厚遇問題をめぐり、市改革委員会委員の上山信一慶応大学教授は28日の記者会見で、職員のカラ残業代とOBに支給したヤミ年金・退職金について「違法行為であり、過去に遡及(そきゅう)して返還を求めるべきだ」と述べた。
改革委メンバーがヤミ年金の返還に言及したのは初めて。市は市職員互助組合連合会にヤミ年金・退職金の掛け金として、11年間で総額約304億円を支出しており、市が返還を求めることになればOBらの反発は必至とみられる。
会見には、委員長の大平光代助役も同席した。上山委員は「(関係者を)処分すべきではないか」と明言したが、同時にカラ出張問題などが全国で発覚しているとして「大阪市だけがおかしいと言うのは妥当ではない」と述べ、自治体共通の問題があると指摘。情報公開の徹底など抜本改革に取り組むと強調した。
(共同通信) - 2月28日20時9分更新
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