2005年02月28日(月) 20時55分
13万円の損害、返還求める 「9割非開示」と批判(共同通信)
愛媛県警の捜査費不正支出疑惑で、特別監査をした県監査委員は28日、偽領収書を使い不適切に処理したと県警が発表した2001年度の大洲署の捜査報償費(県費)約13万円を、県の損害と認定する監査結果報告書を加戸守行愛媛県知事に提出した。
報告書は「支出額の約9割で、監査に必要な情報が非開示だった」と指摘。壺内紘光監査委員は「県警が説明責任を果たさず、監査を制約したため事実を確実に把握できなかった」と批判し、特別監査対象の01年度だけでなく捜査報償費全体の調査を県警に求めた。
加戸知事は「県警は監査に協力する必要があったのではないか。損害は自主的な返還を求める」と述べた。
報告書によると、特別監査では、大洲署で偽領収書を使って約13万円が不正処理されたと確認。
(共同通信) - 2月28日20時55分更新
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