2005年02月25日(金) 14時56分
児童買春あっせんの被告 携帯に少女680人登録(西日本新聞)
出会い系サイトで知り合った少女に金を払う約束でわいせつ行為をしたとして、福岡県警が、児童買春禁止法違反(買春)などの疑いで、福岡県久留米市国分町、電話工事請負業上野康信被告(39)=公判中=を逮捕した事件で、県警は二十五日、上野被告の買春相手の少女たちとわいせつな行為をしていたとして、同容疑で、新たに、大分県日田市十二町、居酒屋経営中元新一容疑者(35)を逮捕、福岡県内の会社員の男(30)ら七人を書類送検した、と発表した。
紹介受けた8人摘発 福岡県警、吉井署
県警は、上野被告が出会い系サイトで少女になりすまして、この八人の男性らに「援助交際」を持ちかけ、“交渉”が成立すると少女側から「紹介料」として買春した報酬の約15%を受け取っていたとみている。八人は上野被告の存在を知らなかったという。上野被告が所有していた十一台の携帯電話には約六百八十人の少女が登録されており、県警はうち福岡、大分、佐賀、熊本四県の十四—十七歳の少女二十人を保護した。
県警少年課と吉井署の調べでは、中元容疑者は昨年九月十四日夜、福岡県浮羽郡内のホテルで、出会い系サイトで知り合った大分県内の無職少女(17)に三万円を払うと約束し、わいせつな行為をするなどした疑い。
調べに対し、上野被告は「援助交際を希望する少女から『五十歳を超えるようなおじさんは嫌』『(少女が住む)地元の人は紹介しないでほしい』との希望も受けていた」と供述しているという。
県警は、昨年十月、女子高校生を会社員に紹介し売春させたとする児童福祉法違反容疑で逮捕。さらに十一月、少女にわいせつ行為をし、裸の写真を撮影したとして、児童買春禁止法違反(買春、児童ポルノ製造)の疑いで再逮捕、余罪について捜査していた。
上野被告は自分が少女との買春を繰り返す一方で、少女に売春相手をあっせんすることで小遣い稼ぎをしていたとみている。上野被告の自宅からは少女らから買い取ったセーラー服約八十点も押収された。
(西日本新聞) - 2月25日14時56分更新
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