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2005年02月24日(木) 03時11分

不正被害続出、UFJと日本信販がカード差し替え措置読売新聞

 ビザとマスターのクレジットカードを扱っている「UFJカード」(本社・東京)と「日本信販」(同)が今週に入り、顧客約1万人分のカードを差し替える手続きを始めたことが、23日わかった。

 ビザとマスターから今月初め、「不正利用の被害にあう可能性がある」と連絡を受けたためで、両社が調べたところ、今年に入り、計580件もの不正利用の被害が発生していることが判明した。被害は今後、両社以外の会社でも表面化してくる可能性がある。

 ビザカードを発行する「ビザ・インターナショナル」の東京事務所によると、過去2年間に衣料品を扱う米国のチェーン店でカードを利用した顧客が、400件もの不正利用の被害にあっていたことが、最近になって表面化。このチェーン店から顧客情報が漏えいした証拠はないが、ビザは日本の取り扱い各社に対し、同様の被害を受ける可能性のある顧客の銀行口座を監視するよう連絡したという。

 これを受けて、UFJカードが調査したところ、顧客の知らないうちに一度に数十万円単位の買い物が記録されるなど、今年に入って約200件の不正利用が行われていることが確認された。カードの不正利用の多くは日本の大都市で行われ、一部はヨーロッパにも及んでいた。このため同社は、被害に遭う可能性がある顧客約4500人全員に無料でカードを差し替えることを決め、通知を始めた。

 また、NICOSカードを発行する日本信販でも、約380件の不正利用を確認しており、顧客約5800人のカードを差し替えることを決めた。
(読売新聞) - 2月24日3時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050224-00000201-yom-soci