2005年02月24日(木) 20時46分
問題ビス使用住宅は1万軒 相談も相次ぐ(共同通信)
住宅部材メーカー「兼松日産農林」の国土交通大臣認定書偽造問題で、強度を水増しした壁材固定用の同社製ビスが使われた住宅は、推計約1万軒に上ることが国土交通省の試算で24日分かった。同省が公益法人に設けた相談窓口への消費者からの相談件数も23日までで167件に達した。
昨年夏に認定書が偽造されたビス(4種類)を使ったツーバイフォー(壁組み工法)などの住宅は、この間のビス出荷量などから約9000軒と試算。1999年に認定書が偽造されたビス(1種類)が使われた住宅は、三井ホームが施工した首都圏中心の約1000軒と推計した。
国交省は、実際に使用された軒数と、使用住宅に耐震上問題がないかの実態調査を兼松日産農林に急がせる。被害を受けた三井ホームは、調査の結果必要があれば無償で補強などの対策を取ることにしている。
(共同通信) - 2月24日20時46分更新
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