2005年02月24日(木) 13時00分
脳症で子ども6人突然死 インフルエンザ(共同通信)
インフルエンザに感染した子どもの一部に起きるインフルエンザ脳症の中に、意識障害などの神経症状が出る前に子どもが突然死したケースが2002−03年の冬に大阪府で6例あったことが厚生労働省研究班の調査で24日、分かった。
研究班メンバーの塩見正司大阪市立総合医療センター小児救急科部長によると、大阪府内で1−8歳の子ども6人がインフルエンザ発症後すぐに、寝ている間に突然死した。
子どもには事前に脳症をうかがわせるような異常はなく、うち3人を解剖すると脳が腫れていた。90年代半ばごろにも同様の死亡例が府内であったという。
6人のうち4人は抗ウイルス薬のリン酸オセルタミビル(商品名タミフル)を飲んでいたが、塩見部長は「タミフルの発売前にも症例があり、タミフルが原因ではないだろう」と話している。
(共同通信) - 2月24日13時0分更新
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