2005年02月23日(水) 17時01分
トレーサビリティシステム:鶏卵に“履歴書” 中京区で試行を開始 /京都(毎日新聞)
◇消費者の反応を調査
府内で生産・消費される鶏卵のトレーサビリティ(生産履歴管理)の確保を目指す「きょうと鶏卵トレーサビリティシステム」の試行が22日、中京区の「京都生協コープ二条駅店」で始まった。3月7日まで、集卵日など鶏卵の素性を記載した紙を鶏卵パックに封入。同時に消費者の反応をアンケート調査し、4月以降にも本格導入するシステムに反映させる。
トレーサビリティシステムは、食品の生産農場や流通経路を小売店から順にさかのぼることのできる仕組み。今回試行したシステムでは、全国で初めて府内すべての養鶏業者や流通、小売業者の参加を目指している。
同日、同店の鶏卵パック500個には、集卵日や生産者名、賞味期限など6項目の「基本情報」を載せた紙が入れられた。紙にはカメラ付き携帯電話などで撮影すればさまざまな情報を読み取ることができる「2次元コード」も記載、鶏の種類や与えた飼料など更に詳しい9項目の「付加情報」を得ることが出来る。
卵1パックを購入した中京区の主婦(57)は、「2次元コードの使い方は難しくて、よく分からない。でもこういう安全性確保の取り組みがあると安心」と話していた。【横田美晴】
2月23日朝刊
(毎日新聞) - 2月23日17時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000179-mailo-l26