2005年02月23日(水) 04時59分
16歳少女殺害 元「夫」に無期判決 千葉地裁「想像絶する残忍さ」(産経新聞)
千葉市若葉区の墓地駐車場で平成十五年十月、スナック店員、石橋裕子さん=当時(16)=が殺害され遺体が焼かれた事件で、殺人や死体損壊などの罪に問われた戸籍上の元夫で同区千城台西の運転手、鈴木広宣被告(23)に対する判決公判が千葉地裁で二十二日、開かれた。加登屋健治裁判長は「犯行は想像を絶する残忍なもので、まさに残虐非道」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。
判決で加登屋裁判長は「偽装結婚の発覚を免れようと口封じのため殺すことを決意した」と指摘。「共犯者の少年に対し殺害を指示することで、犯行の中心的役割を演じた」などとした。
判決によると、鈴木被告は少年四人と共謀し、十五年十月一日午前三時十五分ごろ、同区の墓地駐車場内で、裕子さんの全身を足でけった上、鈴木被告ら二人が金づちで頭や背中などを数回殴打。さらに近くにあった墓石を投げつけるなどして殺害し、遺体にライター用オイルをかけ焼いた。
犯行に加わった少年四人のうち三人には懲役五−十年、一人には同三年六月−七年の不定期刑が既に確定している。
(産経新聞) - 2月23日4時59分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050223-00000021-san-soci