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県の調べでは、宮沢主任は土木部砂防課に勤務していた一九九八年度までに、多額の遊興費を使うようになり、カードローンや法外な利率で貸し付ける金融業者(いわゆるヤミ金)への返済のため、昨年までの七年間に、出入りしていた工事設計業者など計四十六社の四十七人から合わせて九百万円あまりを借金。
さらに二〇〇三年夏から〇四年初めにかけて、受注業者七社に対して「河川の水位観測でパソコンが必要になる。変更契約で代金を返すから立て替えて」などとうそを言い、パソコン二十七台(六百三十万円相当)を納入させ、換金するなどしてヤミ金の返済に充てていた。
借金した九百万円のうち、十九社分約四百七十万円が見返済。パソコンの代金も二十一台分(四百八十万円相当)は返していない。
宮沢主任は一人当たり二−五十万円を借金し、その際、「両親のために福祉車両を買ってあげたいが資金が足りない」などと相手の同情を誘い、時には土下座をすることもあったという。
今年一月、県北の町会議員から大田原林務事務所に情報提供があり発覚。県は管理監督責任を問い、宮沢主任が〇一年度当時に勤務していた烏山土木事務所の所長(59)ら三人を戒告や文書訓戒処分とした。
県は今後、刑事告発や告訴について県警と協議の上、検討する。福田富一知事は「県民の期待や信頼を損なうものであり、深く陳謝する」とのコメントを発表した。 (大杉 はるか)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tcg/20050222/lcl_____tcg_____003.shtml