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東証1部上場の建材メーカー「兼松日産農林」(東京都)が住宅メーカーに対し、ツーバイフォー工法の壁パネルに用いるビスを販売する際、耐震性を証明する国土交通大臣の認定書を偽造して示していた、と国交省は22日発表した。99年以降、偽造書は11枚作成され、数千戸に不正なビスが使われた疑いがあるという。同省は有印公文書偽造などの疑いで警視庁に通報し、同社に早急に調査するよう指示した。
同省によると、同社は99年以降、11種類のビスを使った壁パネルの耐震性を実際より約2〜5割増とする虚偽の認定書を作り、ビスを販売していた。同社の主任技師が偽造したといい、「与えられた仕事をこなしきれなかった」と話しているという。
昨年9月、国交相の指定機関がパネルの耐震性を示す「壁倍率」を「1.0」(200キロの力が加わってもゆがまない)と評価。しかし、1.5とした認定書の写しが出回っているとの情報があり、同省が同社に確認していた。
耐震性に問題がある恐れがあり、住宅リフォーム・紛争処理支援センター(03・3556・5147)で相談を受け付ける。
(02/22 21:18)