2005年02月21日(月) 18時23分
ACCS、兵庫県警がプリペイド式携帯電話などで匿名工作、海賊版販売の2人を逮捕と発表(RBB TODAY)
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は21日、兵庫県警生活経済課と尼崎西署、甲子園署、豊岡署が2月21日、コンピュータソフトのリストを掲載したホームページを開設して全国に海賊版ソフトを販売していた、大阪市中央区の無職男性A(29歳)、同B(29歳)2人を、著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
逮捕の当日に行われた家宅捜索では、Aの自宅からパソコン5台とCD-R数十枚、Bの自宅からパソコン3台、CD-R数百枚のほか、A、Bの自宅からプリペイド式携帯電話多数などが押収された。
2人は共謀して、2004年8月ごろから12月ごろまでの間に、「Microsoft Office 2001 for MAC」などのソフトウェア8タイトルを無断で複製したCD-R計14枚を、神戸市の会社員など5人に対して、合計72,000円で郵送販売していたという。それぞれのサイトでは、ビジネスソフトやグラフィックソフトなど百数十種類のソフトウェアのリストを掲載し、1タイトル当たり3,000円〜30,000円で海賊版ソフトを郵送販売してした。
ACCSでは、2人が2004年前半ごろに開設していた「エイトボール」と名付けた海賊版ソフト販売用ホームページを把握していたほか、「チェアーズ」など複数の名義サイトの開設や郵送によるダイレクトメールでの海賊版販売もわかっているとしている。
犯行時に2人は、プリペイド式携帯電話を使ってインターネットへアクセスし、電子メールでのやり取りなどの際に残るIPアドレスなどから身元が判明しないようにしていたという。また、客からの代金は、偽名で借りていた私設私書箱あてに現金書留で送らせていたうえに、宅配便業者に代金の回収をさせて大阪・日本橋の路上で受け取るなど、二重・三重に匿名性を高める工作を行っていた。
(RBB TODAY) - 2月21日18時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000016-rbb-sci