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速やかな届け出による事故の未然防止というリコール制度の趣旨からみて問題のあった実態があらためて浮き彫りになった。
国交省の〇三年度分析によると、欠陥による最初の不具合発生からリコール届けまでの全メーカーの平均期間は一〇・三カ月で、最短のスズキは五・一カ月。ところが三菱ふそうは二四・八カ月で最長だった。
届け出までの期間が最長となった理由について国交省は、三菱自動車からの分社化(〇三年一月)に伴って経営陣が変わり、届け出作業が遅れていた一部の欠陥がリストアップされ、順次リコールしたことも影響したと分析している。
中にはヤミ改修が行われ、最初の不具合発生から五年かかって届けた小型トラックの欠陥もあった。
三菱ふそうは「(リコールを含む)市場措置が迅速でない点は〇三年当初から認識し、改善のため(品質管理)プロセスの改革に取り組んできている」と説明している。
三菱自動車時代の〇二年度の届け出までの平均期間は一五・一カ月、〇一年度は一七・七カ月でいずれも最下位から二番目だった。
過去に隠ぺいや放置していた計百五十九件の欠陥や不具合を、三菱ふそうが明らかにしたのは〇四年六月。同年十月までに四十二件のリコールを届けたが、トラックのクラッチ系統欠陥のように、最初の不具合が一九九〇年に発生しながら隠ぺいを続け、届け出までに十四年かかったケースもあった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050221/mng_____kei_____000.shtml