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NTTドコモの第3世代携帯電話「FOMA」のテレビ電話に一度だけ着信音を鳴らす「ワン切り」をし、FOMAの利用者であることを確認したうえで、迷惑メールを送りつける例が増えている。迷惑メールでアダルトサイトを送り、不正請求につなげる仕組み。第2世代携帯電話も含めて使えるインターネットの「iモード」を利用した迷惑メールは、各社の対策強化で送信が難しくなっており、新手の迷惑メールとして登場したもので、ドコモは対策を検討中だ。
FOMAのテレビ電話は第2世代携帯あてだとつながらず、つながればFOMA利用者とわかる。業者はこれを名簿にまとめ、電話番号が分かれば送ることができるFOMA専用の「ショートメッセージサービス(SMS)」を使ってメールを送っているとみられる。「FOMAユーザーの方へ大切なお知らせ」「前に一緒に撮った写真送るよ」などと題し、知人らからと勘違いさせてアダルトサイトへの接続を促す。その後、不正請求の電話がかかる例も目立っており、NTTドコモによると、利用者からの問い合わせは昨年12月末までに約4000件に達した。
NTTドコモは、今のところ大量にメールを送った業者を利用停止にするなどの対応を取っているが、SMSの送信数制限なども検討し、対策作りを急いでいる。(02/21 08:23)