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2005年02月19日(土) 00時00分

携帯ウイルス12カ国で確認…日本でも「拡大の恐れ」ZAKZAK

 携帯電話に感染する恐れがあるウイルスとして昨年発見された「Cabir」の感染例が、作成元とみられるフィリピンや米国、英国、中国など少なくとも12カ国で確認されていることが18日、フィンランドのコンピューターウイルス対策会社F−セキュアの調べで分かった。

 同社は、日本での感染例は報告されていないとしているが「今後も感染拡大の恐れがある」として警戒を呼び掛けている。

 Cabirは昨年6月、ロシアのウイルス対策会社が発見。携帯端末によるインターネット接続などで広がり、感染すると液晶画面に「Caribe」という文字が表示される。ソフトを破壊するなどの被害はないが、他の端末にコピーを送る可能性があり、これまでに約15種類の亜種が知られている。

 F−セキュアによると、Cabirは米国内では今月14日、カリフォルニア州サンタモニカのコンピューター関連用品店にあった携帯電話から見つかった。電話機はフィンランドの大手メーカー、ノキア製だった。(共同)

ZAKZAK 2005/02/19

http://www.zakzak.co.jp/top/2005_02/t2005021919.html