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2005年02月18日(金) 20時11分

福永被告に懲役13年求刑、「法の華」詐欺事件読売新聞

 破産した法の華三法行(さんぽうぎょう)の巨額詐欺事件で、元教団代表・福永法源(本名・輝義)被告(59)と元教団責任役員・前沢あけみ被告(40)の公判が18日、東京地裁であった。

 検察側は論告で「病苦を抱える被害者の心理につけ込んだ巧妙、卑劣な手口で、福永被告は希代の詐欺師だ」と述べ、福永被告に懲役13年、前沢被告に同6年をそれぞれ求刑した。弁護側が4月22日に最終弁論を行い、結審する。

 検察側は論告で、「病気を直す特別な能力があると宣伝した上、修行を受ければ病苦が解消するかのようにウソを言って、多額の金を払わせた」と指摘。「『ウソをついても天は許す。ウソも方便、ウソも法源』などと教団職員を操り、組織ぐるみの詐欺を推進した」と非難した。

 福永被告は初公判以来、「誰一人だましていない」と無罪を主張している。

 論告によると、福永被告らは1994—97年、相談に来た被害者に足裏診断をして、「3か月後に死ぬ」などと不安をあおり、31人から法納料などの名目で、計約1億5000万円をだまし取った。

 この事件では計15人が起訴され、11人の有罪が確定。2人が東京高裁に控訴している。
(読売新聞) - 2月18日20時11分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050218-00000112-yom-soci