2005年02月18日(金) 11時49分
中古車販売業者に有罪 オウムの薬無許可販売(共同通信)
オウム真理教(アーレフに改称)の元東京道場長らによる塗り薬の無許可販売事件で、薬事法違反と詐欺の罪に問われた中古車販売業中野清被告(37)に対し、東京地裁は18日、懲役3年、執行猶予5年、罰金200万円(求刑懲役4年、罰金200万円)の判決を言い渡した。
判決理由で上岡哲生裁判官は「アトピー性皮膚炎に悩む患者の心理に付け込んだもので悪質だ」としたが、「犯行は宗教団体の信者らが組織的に関与して大規模になったもので、被告の関与の度合いは小さく反省もしている」と執行猶予の理由を述べた。
判決などによると、中野被告は2001年5月ごろから塗り薬を中国から輸入して無許可で販売していたが、02年、ヨガを通じて知り合ったアーレフの元東京道場長井上崇被告(36)=分離公判中=から販売を持ち掛けられ承諾。ステロイドが含まれている塗り薬を「天然成分のみ」などと偽って宣伝し、03年2月−04年4月に、全国の約900人に計約2300万円で販売した。
(共同通信) - 2月18日11時49分更新
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