2005年02月17日(木) 18時54分
ドコモがPHSから撤退へ、4月にも新規受け付け停止(読売新聞)
NTTドコモは17日、赤字が続いている簡易型携帯電話(PHS)事業から撤退する方針を固めた。
4月にも新規加入の受け付けを停止する。ドコモのPHS利用者は1月末現在、約137万人おり、高速データ通信が可能な第3世代携帯電話「FOMA(フォーマ)」への乗り換えを勧めながら、数年後にはPHSサービス自体を取りやめる。撤退に伴うPHS設備の整理・縮小などで、2005年3月期に数百億円の特別損失を計上する方針だ。
ドコモが撤退すれば、PHSを全国展開するのは、最大手のウィルコム(2月2日にDDIポケットから名称変更)だけとなる。
ドコモは1998年12月、PHS事業を旧NTTパーソナルから営業譲渡されたが、携帯電話に押され、契約数は減少が続いていた。データ通信分野に力を入れ、立て直しを図ってきたが、同事業は2004年3月期も355億円の赤字で、成長が見込めないと判断した。
(読売新聞) - 2月17日18時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050217-00000111-yom-bus_all