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2005年02月16日(水) 00時15分

“パスワード”は社員の指紋、情報流出対策で住信読売新聞

 住友信託銀行は15日、指紋認証など情報流出の防止機能を搭載した外回りの営業社員向けの携帯情報端末を導入すると発表した。

 パソコンや携帯端末の紛失・盗難による顧客情報の流出が問題となっているが、住友信託の新端末は、社員の指紋を認識して起動する仕組み。端末にはホストコンピューターから読み込んだ顧客情報が記録されているが、仮に端末を盗まれても、社員本人でないと読み出せない。さらに一定の時間がたつと、情報が自動的に消去される。

 過去の取引や金融資産など重要な顧客情報を端末で持ち歩けることで、営業の効率アップが期待できる。同時に、万一の場合も情報流出が防げる利点がある。他の金融機関にもこうした「生体認証端末」を活用する動きが広がりそうだ。
(読売新聞) - 2月16日0時15分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000217-yom-bus_all