2005年02月16日(水) 02時13分
人気店ギョーザ 契約せずに販売 通販大手セシール(西日本新聞)
通信販売大手のセシール(高松市)は十五日、人気店のギョーザを扱った販売企画で店と契約せず、別の商品企画会社が製造させたギョーザを、この店の商品として販売するミスがあった、と公表した。同社は店側に謝罪し、購入者約千八百人に計約六百万円の代金を返還した。
ギョーザ店はタイジェーインターナショナル(福岡市)が経営する「二〇家(にわけ)」。東京都新宿区に一店舗がある。
セシールによると、二〇〇三年十二月ごろ、金沢市の商品企画会社に二〇家との交渉や商品化を依頼。昨年三月から同七月に刊行した販売カタログに、同店名を載せ、ギョーザを販売した。しかし昨年十月、二〇家からの指摘で、商品企画会社が店と契約せず自社の取引工場に製造させ、納入していたことが判明したという。
セシールは「商品企画会社が販売許可を得て既に契約したと誤解していた。和解に向け交渉を続けている」と釈明。
一方、タイジェーインターナショナルの森山泰治社長(55)は「一年ほど前、セシール側から雑誌の取材と称して接触があり、商品の写真を撮って帰ったが、その後は何も連絡がなかった。突然、うちの店名で商品が販売され驚いた。納得のいく形で経緯説明をしてほしい」と話している。
(西日本新聞) - 2月16日2時13分更新
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