2005年02月16日(水) 17時45分
詐欺:2被告に実刑判決 「常習、職業的で悪質」−−大分地裁 /大分(毎日新聞)
大分地裁は15日、融資登録料名目で金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた千葉県柏市かやの町、無職、志水健太被告(22)に懲役2年、罰金20万円(求刑懲役3年、罰金20万円)▽埼玉県越谷市平方、内装作業員、太田淳被告(21)に懲役2月(求刑同1年)の実刑判決を言い渡した。
判決などによると、志水被告らは共謀、03年9月から10月ごろ「お電話1本!即日振り込み」などと書いたはがきを大分市内の主婦宅などに送付。電話をかけてきた被害者らに「登録料を払えば融資できる」などと言い、4人から計113万円をだまし取った。
志水被告は、振り込め詐欺に使われた口座を同12月に買ったとして、盗品等有償譲受けの罪にも問われた。太田被告は既に同罪で昨年6月に懲役1年6月、罰金20万円、執行猶予5年の有罪判決を受けている。
鈴木浩美裁判官は「本件口座には2000万円を超える入金記録があり、志水被告はいわゆる振り込め詐欺組織の店長、太田被告は従業員として常習、職業的になされたもので悪質」などと量刑理由を述べた。【大島祥平】
2月16日朝刊
(毎日新聞) - 2月16日17時45分更新
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