2005年02月15日(火) 09時49分
IMで拡散のワームが3倍増に(ITmediaエンタープライズ)
企業向けインスタントメッセージング(IM)製品を提供している米Akonix Systemsは2月14日、AOL、ICQ、MSNのIMネットワークを介して拡散するワームが年初以来10件に上ったと発表した。昨年の同時期に比べると200%増えているという。
Radicati Groupの報告によれば、公共のIMを利用している企業は全体の85%に上るが、IMのセキュリティ・管理用のエンタープライズソリューションを導入しているのはうち12%にすぎないとAkonixは解説。年内を通じてIMワームは拡散し続けることが予想され、企業ではユーザー教育やポリシー適用など、リスクを最低限に抑える措置が必要だと指摘している。
Akonixは今年初め、IM経由のウイルスや不正プログラムは3倍以上に増え、初の大規模IM攻撃によって世界の企業ネットワークは広範な被害を被るだろうと予想。「今年最初の6週間を分析すると、これでも今後10カ月で企業が被る攻撃の件数を過小評価していたかもしれない」と警鐘を鳴らしている。
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http://www.itmedia.co.jp/enterprise/ (ITmediaエンタープライズ) - 2月15日9時49分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000008-zdn_ep-sci