2005年02月15日(火) 03時11分
みずほ銀、偽造対策で新規カードIC化…3月から(読売新聞)
みずほ銀行は14日、偽造キャッシュカードによる被害拡大を防ぐため、3月7日以降、偽造されやすい従来の磁気方式のキャッシュカードの新規発行を中止し、偽造されにくいIC(集積回路)チップが搭載された新型カードに全面的に切り替える方針を明らかにした。
大手銀行ではICキャッシュカードの導入が広がっているが、磁気カードの新規発行中止に踏み切るのは初めて。
ICカードの新規発行手数料と磁気カードからの切り替え手数料は、入会金、年会費無料の会員制ポイントサービス「みずほマイレージクラブ」に入会すれば無料で、入会しない場合も9月末までは無料。ICカードの発行手数料は、他の大手行は有料か、一部顧客に限って無料としている場合が多いが、みずほは普通預金口座を持つすべての個人顧客が無料発行の対象だ。
みずほのICカードは、IC化されていない他行の現金自動預け払い機(ATM)でも使えるように磁気カードの機能も搭載する。
このため、みずほは3月7日から磁気方式による1日の引き出し限度額を現行の500万円から50万円に引き下げ、9月をめどに顧客が限度額を最低0円まで自由に設定できるようにする。このため、ICチップを使った引き出ししかできなくすることもできる。
(読売新聞) - 2月15日3時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050215-00000101-yom-bus_all