2005年02月15日(火) 16時05分
東北地区信金協:ATM引き出し、限度額下げ200万円に−−不正取引対策で /宮城(毎日新聞)
東北6県の全34信用金庫が加盟する東北地区信用金庫協会は14日、ATM(現金自動受払機)で1日に引き出せる限度額を、3月1日までに200万円以下に引き下げると発表した。偽造キャッシュカードを使い、本人に成り済ましてATMから現金を引き出す不正取引が後を絶たないため。
東北の信金のATM引き出し限度額は、17金庫が既に200万円以下に引き下げたが、12金庫が無制限、5金庫は500万円など高額設定のままとなっている。
このため、同協会によると、まず全信金が歩調を合わせて限度額を200万円以下に引き下げる。そのうえで、高額の引き出しを希望する顧客への対応として、口座ごとに限度額を設定できるシステムを共同構築し、5月6日から稼働させる。法人・個人とも窓口で申請すれば、自由に限度額を設定できるという。
ATMでの引き出し限度額については、大手銀行も200万円以下に引き下げると同時に、顧客が限度額を設定できる対策を取るところが相次いでいる。【小平百恵】
2月15日朝刊
(毎日新聞) - 2月15日16時5分更新
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