2005年02月14日(月) 21時41分
個人情報漏れで社員処罰も 与謝野氏、法改正に前向き（共同通信）
自民党の与謝野馨政調会長は１４日、現行では処罰対象とならない、民間企業の社員による個人情報の不正な電子コピー持ち出しについて「個人も罰則の対象にするべきだ」と述べ、個人情報保護法の改正に前向きな姿勢を示した。党内閣部会が検討に入る。党本部で記者団の質問に答えた。
企業が管理する顧客名簿など個人情報は、社員が個人所有のＣＤにコピーして持ち出せば現行法は処罰できない。刑法の窃盗罪の対象になる「財物」に情報は含まれないためだ。
今年４月から民間事業者も加えて全面施行される個人情報保護法でも、個人情報の流出に対する所管省庁の是正措置に従わない企業の代表者は処罰できるが、不正に持ち出した社員に対する罰則規定はない。
（共同通信） - 2月14日21時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050214-00000219-kyodo-pol