2005年02月14日(月) 21時38分
NTTドコモ顧客情報流出、2万4632人分確認(読売新聞)
NTTドコモは14日、携帯電話や簡易型携帯電話(PHS)の契約者2万4632人分の住所、氏名、携帯電話番号などの個人情報が流出したことを確認したと発表した。
口座番号やクレジットカード番号は含まれていない。ドコモは、個人情報が流出した利用者にはダイレクトメールなどで事情説明して謝罪する一方、情報を流出させた人物に対しては「民事、刑事を含めてしかるべき対応をしたい」としている。
ドコモによると、311人分の顧客情報が記載されたリストが9日、外部から持ち込まれた。さらに11日には約2万4300人分が記載された別のリストが持ち込まれた。
内部調査の結果、持ち込まれた個人情報すべてが、新潟県中越地震の被災者向けに実施した基本料減免措置の対象者リストと、コンサートのチケット購入などで使われる「ナビダイヤル」サービスの利用者リストと一致した。
いずれのリストも、同社に1か所しかない「情報セキュリティルーム」に設置されたデータ加工作業用端末20台からしか持ち出せない仕組みとなっている。入室には、虹彩(こうさい)認証などの手続きも必要で、操作できるのはドコモと協力会社の社員254人に限られる。
さらに、監視カメラが部屋の内部や出入りを24時間監視しているといい、ドコモは流出経路などを詳しく調べている。
(読売新聞) - 2月14日21時38分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050214-00000311-yom-soci