2005年02月14日(月) 20時51分
<NTTドコモ>携帯の顧客情報2万4632件流出(毎日新聞)
NTTドコモは14日、携帯電話の顧客情報2万4632件が流出したと発表した。社内のセキュリティールーム内にあるデータ加工作業用の特定のパソコンを、アクセス権限のある者が操作してデータを持ち出した可能性が高いとみて、警視庁に連絡した。
流出したのは、新潟県中越地震の被災地を対象にした料金減免措置を受けている2万1943人分と、第3世代携帯電話「FOMA」の特定のデータ通信サービスを昨年12月1〜23日に利用した関東甲信越の顧客2691人(2人重複)の2種類のリスト。氏名、住所、携帯電話番号、加入電話番号が記載されていた。
今月9、11日、朝日新聞社からドコモに「流出の可能性がある」とリストが提示され、流出を確認した。リストの入手経路は明らかにされなかったという。
セキュリティールームでこのパソコンを使う権限があるのは、社員と協力会社員計254人。入室時に虹彩で本人確認する。データ作成時期以降に入室したのは227人。
ドコモの平田正之副社長は会見で「ご迷惑をおかけした皆様に深くおわびします」と陳謝。流出原因を調べ、再発防止策を立てるとともに、実行者を特定して民事・刑事両面の対応を取る考え。
同社は該当する顧客に個別に連絡している。問い合わせは0120・422・660。
ドコモは昨年9月にも、システム保守を委託した会社で約5万7000件の顧客情報入りのパソコンが盗まれている。【位川一郎】
(毎日新聞) - 2月14日20時51分更新
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