2005年02月12日(土) 03時07分
JISマーク、アジアで商標登録へ…模倣差し止め図る(読売新聞)
経済産業省は11日、製品の品質を保証する日本工業規格(JIS)マークを、中国や韓国、台湾、タイなどアジア10か国・地域で商標登録する方針を固めた。
アジアでは、品質が高い日本製品に見せかけるため、JISマークを模倣し勝手に表示するケースが増えており、商標登録により、「偽JIS」商品の製造差し止めなどの対策を図れるようにする。経産省は3月にJISの新マークを策定する方針で、これにあわせてアジアで商標登録する。
JISマークの不当表示は、日本国内では工業標準化法によって罰金など刑事罰の対象となるが、海外では適用できない。海外で商標登録することで、各国の商標制度により保護されることになり、偽JISマークを表示した商品の製造差し止めや損害賠償請求が可能となる。
(読売新聞) - 2月12日3時7分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050212-00000201-yom-bus_all