2005年02月12日(土) 09時52分

＜消防制服＞ネット販売の主査、処分へ　落札価格５００円（毎日新聞）

　兵庫県明石市消防本部の主査（３８）が、貸与された自分の制服上下をインターネットオークションに出品していたことが１１日、分かった。同本部の規定では不要になった制服は職員が処分することになっているが、販売・譲渡は禁止されており、同本部は近く、主査を処分することにしている。落札価格は５００円だった。主査は「禁止なのは知っていたが、オークションには多数の制服が出ており、興味半分で出品してしまった」と話しているという。
　同本部によると、主査は昨年１１月２１日、自宅のパソコンを使って、オークションに制服を出品。同２８日、県外の男性が落札し、入金を確認した後で郵送した。職場のパソコンでも制服の応札状況を調べていたという。今年１月、同市に「明石市の消防本部の制服がネットオークションで落札されたようだ」という匿名の情報提供があり、発覚した。落札者の住所は主査が紛失したため、誰が制服を持っているかは分からないという。
　同本部の山田博消防長は「制服の処分を職員に任せていたこと自体、甘かったかもしれない。市民の信頼が必要な職場で、申し訳ない。貸与規定の見直しも検討したい」と話している。【隅俊之】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050212-00000020-mai-soci