2005年02月11日(金) 11時11分
県労働金庫が顧客情報を紛失 宮古支店扱いの69人分(琉球新報)
県労働金庫(本店・那覇市)は10日、顧客の名前、口座番号、振替料金が記載された69人分の顧客情報リストが紛失したと発表した。紛失したのはフロッピーディスク2枚で、同金庫宮古支店を通して、家賃や住宅管理費用の振り替えを依頼した民間会社2社の顧客情報が入っていた。
フロッピーディスク紛失を受け、同金庫は支店にあった紙記載のデータを基に、本店職員が手作業で顧客の振り替え処理を行った。問題は生じておらず、顧客情報の不正使用の報告もないという。
玉城清理事長は「原因究明を含め、捜索を続けている」と説明。他の書類や資料がすべて届いていることから、盗難の可能性は低いとみており、「記載されたデータだけでは偽造カードの作成など悪用される危険性は低い」と述べた。
同金庫によると、1月27日、同支店が連絡書類など入れた専用バッグ(メール用袋)を配送業者に託し、本店に送った。翌日、バッグは本店に届いたものの、フロッピーディスクは入っていなかった。専用バッグに鍵は装備されていなかった。2月1日、支店からの受領確認の問い合わせで紛失が判明した。
通常、重要書類は3枚つづりのカーボン紙を使い、送付、受領者双方で確認できる仕組みになっている。今回は、支店からの送付翌日に本店で受領されたが、その際に専用バッグの中身の確認がなされず、フロッピーディスクが実際に送付されたのかも現時点では分かって
いない。8日から同金庫職員が顧客の自宅を訪れ、事情説明を行っている。
(琉球新報) - 2月11日11時11分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050211-00000006-ryu-oki