2005年02月10日(木) 07時03分
「協賛金3万円を」一迫商高卒業生狙い振り込め詐欺(河北新報)
第77回選抜高校野球大会に、21世紀枠での出場が決まった宮城県の一迫商高の卒業生に対し、実際にはまだ集めていない協賛金を求める電話がきていたことが9日、分かった。築館署などは「振り込め詐欺」とみて調べている。
同署などによると、7日午前10時ごろ、同県栗駒町の20代女性の卒業生宅に、男性の声で寄付を求める電話があった。女性が留守のため、応対した祖母は「分からない」と電話を切った。
すると男は女性の職場に電話をかけ、「はがきで知らせた通り、卒業生から1口3万円の協賛金を集めている。今から取りに行くので、家の人に預けておいてほしい」と要求。女性は「はがきは来ていない」と断り、被害はなかった。
一迫商OBらで組織する甲子園出場実行委員会は近く協賛金の募集を始めるが、同校は「電話で寄付を呼び掛けることはない」と注意を喚起。同校同窓会の阿部朗会長は「同窓会を悪用しようとした行為であり、腹立たしい」と憤慨している。
(河北新報) - 2月10日7時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050210-00000007-khk-toh