2005年02月10日(木) 23時11分
＜富士火災＞システム不備で保険料取りすぎ、支払い不足（毎日新聞）
富士火災海上保険は１０日、コンピューターのプログラムミスにより、契約者から取り過ぎた自動車保険、火災保険などの保険料が過去９年間で２５万件、４１９４万円にのぼり、保険金の支払い不足も３年間で４８２７件、１億２９１４万円あったと発表した。保険料の返戻と保険金の追加支払いを始めており、見過ごした原因を究明し、社内処分を行うとしている。
保険料の取り過ぎは、コンピューターで保険内容と保険料をチェックするシステムに不備があったため。代理店の指摘で０３年５月に発覚した。データを保存している９年間について調べたが、システムを導入した７６年からミスが起きていた可能性が高いという。
保険金の支払い不足は同社が０４年６月以降、業務の再点検を進める中で発覚。現在は過去５年までさかのぼって点検を進めているという。【三島健二】
（毎日新聞） - 2月10日23時11分更新
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