2005年02月10日(木) 17時53分
中小企業経営者、個人情報保護法で「派遣社員の活用上、不安を感じる」72.3%(ITmediaエンタープライズ)
リクルートスタッフィングは、1月29日から1月31日にかけて、派遣社員を採用する中小企業の経営者に対し「個人情報保護法と派遣社員採用の意識調査」を実施。調査結果をまとめた。
それによると、保護法の施行を前に「不安を感じている」と答えた経営者は62.2%に上った。その理由に「法律の具体的な内容を知らない」(51.1%)、「具体的な社内対策ができていない」(48.5%)を挙げ、法律についての知識の薄さから不安を覚えている。
特に派遣社員については、「派遣社員の活用上、個人情報保護法の対策に不安を感じる」と答えた経営者は72.3%と高かった。にもかかわらず、「現在、派遣社員に対して個人情報保護法に関する教育をしていない、もしくは、これから行う予定がない」と答えた企業は61.1%に及び、対策に矛盾が生じていた。
個人情報保護法について知りたい情報としては、「個人情報保護法に違反する行為の定義」「個人情報データベースの管理対策」が半数を上回り、「個人情報の定義」や「派遣社員・アルバイトを含めた全従業員への教育法」にも高い関心を持っていることがわかった。
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http://www.itmedia.co.jp/enterprise/ (ITmediaエンタープライズ) - 2月10日17時53分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050210-00000037-zdn_ep-sci