2005年02月10日(木) 16時10分
詐欺：データ消去名目に６７５万円被害−−南陽の公務員 ／山形（毎日新聞）
９日午後４時ごろ、南陽市の公務員男性（４２）が、信販会社をかたる男にデータ消去名目で約６７５万円だまし取られたと南陽署に届け出た。
調べでは、昨年８月上旬、男性宅に信販会社を装って男から電話があり、「前にヤミ金業者から借りただろ。データが残っている。消さないと他にも流れる」と言われ、消去料として４万円請求された。振り込んだ後も、「公務員だろ。職場に言う」などと電話が相次いだうえ、別の会社をかたる男からも電話が来るようになり、今月２日まで数万円ずつ１７７回にわたり、計約６７５万円振り込んでしまった。
先月から、職場にも電話が来るようになり、男性は上司と相談して届けた。男性は以前、ヤミ金業者から借金したことがあり、同署は流出した個人情報が悪用されたとみている。【新谷崇】
２月１０日朝刊
（毎日新聞） - 2月10日16時10分更新
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