2005年02月09日(水) 00時00分

消費支出２年ぶり増 ０４年家計調査 （中日新聞）

　総務省が八日発表した二〇〇四年の家計調査（速報）によると、全世帯の一カ月平均の消費支出は、一世帯当たり三十万四千二百三円で、物価変動を除いた実質で、前年水準を０・５％上回り、二年ぶりにプラスとなった。

　サラリーマン世帯の収入が七年ぶりに増え、全体の所得を押し上げて消費に寄与した。

　内訳では、自動車購入のための支出が大幅に伸びたことから交通・通信が実質４・９％増と伸びた。また「仕送り金」や交際費などのその他消費支出（名目ベース）が、前年比０・２％の微増ながら七年ぶりにプラスに転じた。一方、「被服および履物」は前年比２・６％減で、十四年連続のマイナスとなった。

　同時に発表した昨年十二月の全世帯消費支出は一世帯当たり三十四万五千二十二円で、前年同月比で実質３・５％減と四カ月連続で減少した。

http://www.chunichi.co.jp/00/kei/20050209/mng_____kei_____001.shtml